キャラゲーと侮るなかれ。
和製ターン制RPGの究極の進化がここにある
真・女神転生2からのアバタールチューナー
ノクターンとプレイしてきましたが
ペルソナ5は最終進化の完成形をみた気がする
ストーリー
大人の勝手な都合で苦しんでいた子どもたちが
自身の内面と向き合う事でペルソナの力に目覚め
大人たちの歪んだ欲望を育てる原因になった『オタカラ』を認知の世界から奪うことで改心させて
世直ししようって話です。
ちょとと文章まとまってなくてすいませんが
要するに
勧善懲悪のシンプルな話です。
が
人間の集合無意識にある
『自ら牢獄にとらわれる人々』
や
『悪党が一人が改心したところで周りの人間の都合でなかったことにされてしまう』
ところなど
なんだか
現実世界の問題を突きつけられているようで考えさせられます。
メメントスで
自ら牢獄に囚われ
選ぶことはやめたやつが
「あー、私ー安定してるー」
ってささやいてる声が聞こえたときドキッとしましたよね。
UIや戦闘シーンなどとにかくおしゃれ
こんなデザインでロープレが成り立つなんて思いもしませんでした。
メニュー画面一つひらいても
こだわりが見える
デザイン重視で使いにくいかと思えば
ちゃんと見やすい設計だし
コマンド入力も
敵を選んでから攻撃スキルを選ぶか
スキルを選んでから改めて敵を選択できる
とか
直感的に納得がいくような操作設定になってる。
デザインがおしゃれなうえに
細部までユーザーの使いやすいように気が配られている
あと
戦闘シーンにボーカル入りのミュージックてのはすごいおしゃれです。
キャラクターが魅力的
私はペルソナのキャラクター最終的にみんな好きになったんですが
人によっては内面描写や
ハーフで仲間外れ設定に納得出来てない人もいるみたい。
そこは好き好きあるかもしれません。
キャラクターデザインも良いし
声も良い
よくよく見ると
声当ててる声優さんかなり有名な人ばかりです。
コープ活動
コープ活動は仲間や理解者と時間を過ごすことで徐々に
気持ちが通じ合い
結果 戦闘に有利なスキルなどをゲットしたり
特定のペルソナの合体にボーナスが入ったりするようになったりする。
単純に攻略に有利になるんだけど
徐々に仲間たちと心が通じ合っていくのが気持ちよくて
マックスまで育ったときは鳥肌もんだったりします。
主人公キャラとその周辺のキャラとの関係を深く掘り下げる事に成功しているので
まさにロールプレイングゲームです。
ドラクエでは絶対に味わえない感覚ですね。
ちなみに
悪魔合体
女神転生シリーズお馴染みの悪魔合体
スキル継承枠が結構大きいのと
コープ活動で生み出すペルソナが強化されて
より使えるスキルを覚えたりと
かなり楽しくて時間がめっちゃ過ぎ去ります。
一度合体させた仲魔も再度
購入することができる点もストレスが無くていいし
レベル上げたり
スキルを覚えさせたペルソナを上書き保存することで
強化したペルソナを購入できたりします。
また生み出す悪魔も
デザインがかっこよくて
ちょいエロ的な女性悪魔も目の保養になって
地味にそういう部分が脳に効いてる気もしますね。
これが
二ノ国と圧倒的に違うところだな。
話ぶれるので二ノ国に関しては語りませんが。
戦闘システム
ターン制バトルとしての完成度がかなり高いです。
基本は不意打ちからスタートします。
逆に相手に不意打ちされたときは
大概大ピンチに陥ります。
主人公がやられたら即座にゲームオーバーなので
だいぶ強化しても
所持ペルソナの選定を誤った場合などに
うかつにやられることがあるので
緊張感があります。
基本はドラクエのようなターン制バトルなんですが
一度攻撃した属性の弱点は即座に記録されていつでも見れるようになっていたり
弱点を付けばもう一度追加攻撃ができたり
追加攻撃で味方とバトンタッチをすることで
ダメージ増加してさらに弱点を攻めることができたり
バフデバフが確定で入り
それに対してバフデバフの解除のスキルをもたせたり
と
事前に考えた戦術がしっかりハマるバトルになってます。
これでデバフはランダムだったり
弱点属性は自分の記憶だよりだったりすると戦術以前になりますからね。
話がすすんで
仲間同士の交代も可能になってきますと
いかに味方の弱点をカバーしつつ敵の弱点をつくか?
戦術の幅も広がってますますダイナミックな戦闘になります。
また全員をダウンさせると総攻撃か交渉が可能で
ある程度敵のHPを減少させていると総攻撃で全滅が確定します。
まだまだ語りたい部分はあるんですが
あまりしゃべると有効な戦術のネタバレになったりするのでやめます。
ほんとここ最近やったターン制RPGの中で抜群の出来栄え
実はダクソやセキローのようなアクション系RPGの出来がよすぎて
ドラクエウィザードリィから連綿とうけつがれてきた
和製RPGの伝統であるターン制バトルでは名作は生まれないのかなと思っていた部分もありましたが
よい意味で裏切られてめっちゃ嬉しいです。
ここが嫌 レベルマックスの能力値上昇エフェクト
大抵はストレスフリーになるように
スキップと早送りなどが丁寧に組み込まれているんですが
日常の能力値がカンストしてからはもうレベルアップエフェクトなくていいです。
ペルソナ5ザ・ロイヤル版に言いたいこと
レビューにもあるように
コレに関してはアトラスこそ改心しろって思いますね。
ザ・ロイヤルは
無印に追加コンテンツを含めたフルパッケージ版しか販売してない
現状
できることなら無印に追加DLCとして販売してくれたら・・・と思う。
流石に無印でトロコンまでして
ザ・ロイヤルでまた1からってのは辛い。
トロコンしなくても一周クリアまで100時間以上はかかるボリュームなので
輪廻を繰り返すには少しつらいです。
とはいえ
だからこそ
無印版のペルソナ5が破格の値段で買えるのですが
ザ・ロイヤルで迷いがある人は
中古で無印版のペルソナ5をもとめてもいいかもしれません。
無印でも一周100時間以上は余裕で遊べるボリュームですよ。
アニメ版は?
アニメ版は作画点数が少なく見えますがデザインが崩れるってことはあまりないかな。
ただ、
ゲームだったらおしゃれだったあの戦闘シーンが
なぜか・・・・
圧倒的にダサく仕上がっていて本当に驚きました。
その部分に目を潰れるなら
よくできたアニメでテンポよくストーリーを追えるので
一度クリアした後に見るとよりストーリーは楽しめるかと。
FFの方向と逆!日本でしか作れないコンテンツなんじゃないか?
世界で売れているゲームは3Dグラフィックでいかにリアルなキャラクターや世界をつくるか?
と膨大な予算をかけてます。
FFも日本のCG技術を牽引する役目もあるかと思います。
そして
なにかあればとりあえずオープンワールド。
たしかにマシンの性能が向上し
使えるデータ数も膨大ですからこういう進化必然でしょう。
そんななかで突如として登場したペルソナシリーズ
二次元のアニメ絵
マップ移動はほぼなし電車の駅を選択するだけ
予算だいぶ浮くんじゃないかな。
しかもそれでいて
ちゃんとゲームとして面白い。
日本でしか生まれ得ないコンテンツなんじゃないかと思います。
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