DLC『凍てついた大地』までクリアしたのでネタバレのないようにレビューします
まごうことなき神ゲーでした
だがわけあって評価は★★★★☆とさせていただこう
買って損なし!
今回PC版でプレイしたんですが、PS4版よりかなり快適でした。
もう30FPSには戻れない体になってしまったようです。
ちなみにPC版セール時は2940円というインディゲーム並みの値段。
ゲームデザインが秀逸すぎる
ゲームをプレイした感覚としてはウィッチャー3に似てる。
しかしあらゆる点においてウィッチャー3を磨き上げてつくったように感じた。
てことでウィッチャー3とも比較しながらみていこう。
ウィッチャー3はトロコンまでやりこんだ大好きなゲームで
決して否定するわけではないんですが
ゲームデザインとしてホライゾンが秀逸すぎるって点をわかりやすく伝えるために比較してみました。
操作性
ゲラルトは慣性の法則の影響を大きく受けているため、止まるときと動き出すときにプレイヤーの操作とラグがある。
ある一点に止まりたいときに、いったりきたりしてしまってゲー吐きそうになることしばしば。
しかしアーロイは、操作を受けるとすぐさま動くのでその点で自由自在に操作ができた。
この操作感に関しては和ゲーに通じるところがあった。ここにリアリティはいらないんですよね~。
フォーカスがいい
ウィッチャーでいうところの『ウィッチャーの感覚』
アーロイが装着しているフォーカスという機械によって
敵の位置を確認したり
痕跡を探したり
敵の弱点を確認したり
などができる。
かなり万能です。なんでもできる。
ウィッチャーの感覚は演出が魚眼レンズみたいになるのがすごく違和感があったけど(オプションで魚眼オフ推奨ですね)
フォーカスの演出は適度で近未来ガジェット感があってよかった。
とりあえずクエストとかで進め方わからなかったらフォーカスを起動して見渡したらなんとかなる安心感があった。
戦闘
とにかく戦闘が楽しくて、ひたすら狩りをしていても飽きない。
これほど戦闘が飽きないゲームってめずらしいです。
なんでこんなに飽きないのか考えてみた
敵を倒すメリット
なんといっても敵を倒したときに、十分な量の経験値がもらえるのがうれしい!
しかも結構な量の資源を落とす。この資源でまた敵の弱点をつける矢を作成できたりするので
敵を倒すメリットがいっぱいある。
そこへそれなりの難易度なので達成感が常にある。
ウィッチャー3の場合、どんなに敵が強くて倒しても経験値1とかなので。
やっぱり、敵を倒して経験値かせいでレベルアップって楽しいんだよな~。
でも、敵倒しまくったらキャラ強くなりすぎてクエストが簡単になりすぎるのでは?
というとそうでもなくて、アーロイはレベルアップしても無茶苦茶強くなりすぎない。
これが絶妙で、HP最大値が増えることと、スキルポイントによって、いままでできなかったアクションが解放されたり、つよい技を覚える
にとどまる。
これが絶妙でレベルアップによって強くなってる実感もしっかりあるし戦闘が少しずつ楽になっていくんだけど、終始適切な戦闘バランスが保たれる。
レベルアップによって強くなってる実感をしっかりプレイヤーに与えながら、それでいて強さがインフレしすぎない、見事バトルデザインでした。
ウィッチャー3はレベル補正がすごくかかるのでレベル差による影響がすさまじい。
レベル差がある敵にはほぼ勝ち目がない。レベルがとても重要なのにレベル上げしようと思って敵を倒しても経験値1しか手に入らないジレンマ。
ウィッチャーはなんであのようなレベルデザインになってるんだろうか。
操作性の良さ演出で気持ち良い
操作性がいいうえに、効果音やビジュアルの演出がよいので、気持ちいい
戦略を練る楽しさと自分の成長
フォーカスを使えば(ウィッチャーの感覚と同じようなもの)敵の弱点がわかるので
その弱点にそった攻撃手段をとることで敵を劇的に倒しやすくなったりする。
また敵が強すぎると感じても、アーロイは攻撃するだじゃなくて、敵をしばりつけたり、罠を置くといった手段を活用することで
かなりの強敵ともやりあえる。そうして倒したときの達成感。
これはプレイヤースキルとしても蓄積されるので、次回同じ敵が出た時にもっと簡単に倒せたり。
また倒した敵はノートに弱点がかいてあり、いつでもバトルを止めて参照できるので、楽に倒せるようになる。
断捨離しなくていい
ホライゾンのアイテムは種類がそれほど多くなくて、矢弾や耐性薬を作成するための素材、各敵のレンズと心臓(これは武器とか防具の購入に必要)くらいしかない。
オープンワールドゲームは、その世界観をリアルにするためにあらゆるアイテムが拾えて、何に使うかわからないままインベントリを圧迫していくことが多いけど。
基本的にアイテム枠で困ることはない。しかもそのアイテムがどんな用途につかうかを明記してくれてる。
つまり商人に売るだけしか用がないアイテムを
「このアイテムあとでなにか武器の交換にいるかもしれないからおいておこ」とかがない。
動物の狩りですら楽しい
これは、『断捨離しなくていい』につながるんですが、アイテムをいれておく袋を簡単に拡張していけるんですが
このインベントリ拡張に必要な素材が『動物の狩り』で入手できるのです。
ホライゾンゼロドーンの世界には、機械以外にもいろいろな動物がいてるんだけど、この動物を狩ったらたまにレアアイテムとして『皮』とか『骨』を入手できる。
これが袋の拡張につかう、さらには動物の通常ドロップアイテムの肉類は回復ポーションの材料になるため狩りをする明確なメリットがある。
『狩りをする』だけでも楽しいのです。知らない間に1時間くらい狩りしてたってこともあります。
しかも動物に矢を射た時、敵とのバトル時と違い命中補正が強化されてるのか、結構適当に売っても命中するのでストレスも感じない。
ストーリーや世界観
ストーリーはよくあるといえばそうなんですが、作りこまれたオープンワールドでその世界を体験できるゲームとして
この世界観は定番ではあるけど楽しい。
映画を見てるような感覚がありました。
テンポもよくて飽きなかったです。
ウィッチャー3といろいろと比較して書いてきたんですが、
ゲームデザインとしてホライゾンはウィッチャー3をさらに面白くブラッシュアップしたように感じました。
が、一方で個人的にはウィッチャー3の、剣とか魔法とか王とか貴族とかそんな中世ファンタジー世界のほうが好みではあります。
しかし、終末後世界SFっていうのもワクワクするし、ストーリー展開のテンポのよさや、話の起承転結、大筋のわかりやすさなどかなりレベル高かったです。
オープンワールド世界をあちこち冒険できる
上記のバトルデザインによって、アーロイは序盤からオープンワールドの色々な場所でそれなりに戦うことできるし、
また戦闘や動物の狩りといったコンテンツ自体が楽しいので、様々に探検できる。また各地にストーリーをより深く理解できるようなポイントが隠されていて、
そうしたものを見つける楽しさもある。
さらに各地にいる特定の敵をハッキングすることでマップの見えない部分が見えるようになったりといった
探索をするメリットがしっかりある。
また、アスレチック的な要素もあって、どんどん高いところに上ってそこから景色をながめたり。こういうのもオープンワールドならではの楽しいところ。
不気味の谷を突破したグラフィック
3Dキャラってリアルになればなるほど不気味に見えるってよくいいますよね。
ところがホライゾンゼロドーンのキャラってみんな実際にいそうなレベルで、まったく不気味じゃない。
ここまでリアルな表現が出来れば、不気味の谷は突破できるんだなって思った。
最近では『デスストランティング』もこの谷を突破してるって思ったけど、ここまでグラ表現できるなら、もう
このレベルのクオリティで完成やん!じゃんじゃんこのクオリティでゲーム作ってほしい!って思うくらいのレベルでした。
ホライゾンゼロドーンの闇
と、ゲームとしては本当に完璧なんですが、プレイしていて不思議に思ったことがいくつかあったので一応書いておきます。
主人公のアーロイは、クエストをすすめるとわかるのですが、美少女という設定になっています。
けど・・・美少女・・・ですか?
あとクエストで山賊にさらわれた人を助けるというのがあって、山賊がとらえた女に対して「えー女や」みたいなことをしゃべってて。
どんな美人がとらわれてるんだろうってワクワクして助けたら
・・・
モヒカンなんですけど。
あと、出てくる英雄とされるキャラはみんな女性で、男のキャラは精神的に病んでたりトホホなのが多い。
あと美人キャラがほんとに一人もいないんですよね。
僕が見落としてるかもしれないけど。
でも、男のキャラはイケメンが多いんですよ。
だから「ゲリラゲームズ」のキャラクタ造形を担当されてる方は決して美的センスがないわけじゃない。
イケメンはまじイケメンですから
だから美人もモデリングできるはずなんですが、なんでか〇〇しかいないという闇。
あるクエストでは
アーロイがかわいく見えるほど主要女性キャラが残念過ぎて、
ストーリーに入り込めないってのもありました。残念。
やりこみ要素
やりこみ要素自体はかなりありそうです。
サブクエストもそれなりにあるし、収集品あつめとかの要素もたくさんあります。
サブクエストも単なるお使いじゃなくてしっかり話があっておもしろいし、
アーロイの驚異的な身体能力によって収集品集めのために世界を駆け回るのも楽しいって確信があります。
だけど・・・
いまのところ僕自身がやりこみをする予定がありません。なのでその点について評価はできません。
それは単純にアーロイというキャラに対して百時間以上もプレイするほど愛着がわいてないからです。
アーロイが悪いんじゃなくて、僕が悪いんです。
ウィッチャーはトロコンまでやったのでおそらく250時間以上プレイしましたが、それは
世界観も好きだったからかというのもありますが、ゲラルトがおっさんとはいえ、イケおっさんやったからなのかもしれません。
評価
というわけで評価は
★★★★☆(かぎりなく★5)
【評価基準】
★5→クリアしてからもやり込み含めて50~100時間は楽しめる!オススメ!神ゲー
★4→クリアまでプレイ楽しめる 楽しいぜ!
★3→結構楽しい!けど クリアまでに飽きるかもしれん。
★2→面白くない 自分には合わないゲームだった
★1→クソゲー 積みゲー 返金したい
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定価でも安いけど、結構セールしてて2900円くらいで買えます。
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